長~く伸びた栗山川の河口堤防にいる人たちの釣果やいかに?ということで、
その先端まで行ってみることにしました。

着いてみると、やはりイシモチはシーズンオフらしく、前回お話した釣り方、
つまりルアーや、鋭いハリが何本も付いたカッタクリの引き釣りで
ヒラメを狙っています。
ところが、ある一組の地元の方らしきご夫婦だけは、
仕掛けを引かずに置き竿にしているので尋ねてみたところ、
寄せエサとなるイワシの切り身などが入れられて、
結構重いオモリが付いた長さが1m位の小さな網を遠投してカニを狙っているとのこと。
で、「うまそうなエサ!」と近づいてきたカニがこの網に足をもつれさせてしまい、
釣り上がって来るのだそうです。
下の画像がその獲れたカニの画像ですが、昨日は数尾だったのに、
今日は30匹以上の大漁とのこと!

この画像をよく見てください。甲羅に「H」の文字に似た紋様がありますよね。
だからこのカニは九十九里方面では「H(エッチ)ガニ」と呼ばれているそうで、
エッチなカニと言うことで、「スケベガニ」と呼ばれることもあるそうです。
(そうです、私もスケベなオジ・・・やめときます)
割りと小振りなカニですが、味噌汁の椀ダネなどにするととてもいいとのこと。
また、甲羅を外して油で2度揚げすると、甲羅や足まで全部おいしく食べられるそうで、
これは酒の肴にもチョベリグーな感じですね!
私なら、塩ゆでにして甲羅を取り、半分に割って胴体からムシャムシャ、
殻をペッペといただいてみたいですね。
最近は稀になったようですが、
以前はこの投網の仕掛けにワタリガニも掛かることがあったようですよ。
ところでこのご夫婦、ヨダレが出そうなデカいハマグリも水汲みバケツに何個か
持っていらっしゃったので、「これは?」と聞いたら、獲った人からもらったとのこと。
以前、夏場に来た時には、海水浴がてら、ハマグリを獲っている人を
多数見かけたものですが、漁師さん以外の一般の方は禁漁なのでは?
(じゃ無きゃ~胴長と金網付きの棒を持って行きたくなりますが)
それにしても、今回のシリーズで見かけた特異な仕掛けや意外な対象魚、
とても面白くて参考になりました。
私もいつかこんな釣りも試してみたいなあと思いますが、皆さんはいかがですか?
と言うことで、この今回の九十九里浜・蓮沼方面へのドライブ&様子見シリーズは
おしまいです。
ツケエを取るのがとっても楽な「バッカン用エサ箱立て」


