鹿児島県大隅半島の佐多岬や内之浦の画像が続きましたが、
さて、その第6弾は、長崎県のあの「男女群島」です。
上物でも底物でも磯釣り師なら一度は行ってみたい釣場、と言うことで、
以前はよく「憧れの男女群島」と称されましたよね。
昔、或る旅行社と提携して九州方面の名釣場への磯釣りツアーを企画し、
催行していたことがありますが、この時は都内の某大手釣具店の元店長さんや
その顧客の方々など総勢11名でツアーを組んで羽田から男女群島に遠征しました。
ツインバード社の大型快速渡船「クインエンゼル号」を平戸口・田平港から
長崎市の畔刈(あぜかり)港に回航してもらって深夜に出港。
運よく海は凪(な)ぎで、殆ど船の揺れを感じません。
そして4時間ぐらい経って、まだ少し薄暗い中、男女群島がうっすらと視界に入って来ます。
それが下にある画像ですが、初めて見たその雄姿に大いに興奮し感激したのを
よく覚えています。
そして、私と釣友のM尾さんがペアになって、
まずは独立礁が点々と並ぶ下の画像の先端の磯に乗りました。
(残念ながら、磯名を忘れました)
ここでは私は本流釣りを試みたものの、流れがとてつもなく速くて、
仕掛けを馴染ませるのに大変苦労しました。
そのうち正面の潮だまりを攻めていたM尾さんにものすごい当たりが!
竿がギンギンにしなっています。
でも、私がアシストしてタモ入れしたら、
50cmは軽く超えそうなでっかいサンノジ(ニザダイ)でガックリ。
結局、メジナ(グレ、クロ)は不発に終わりました。
その後、磯替わりして計4人で次に上礁したのが、
最南端の女島の少し沖合にある「下の赤瀬」という磯。
下の画像は、その「下の赤瀬」から北西方向を写したものです。
コマセを撒き始めてしばし。やっとマキエが効きだしたか、
40cmクラスのメジナ(グレ、クロ)が当たり出して
「これは期待できそうだ」と思ったら、海況が急変!
渡船の舳先(へさき)が4~5mは上下しているのではないかと思えるぐらい荒天の中、
撤収です。
そしてクインエンゼル号は女島の先端にある、
比較的平らで広い「二重鼻」という磯に我々を乗せました。
ここで野宿することになるわけですが、この続きは次回ということで。
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ツケエを取るのがとっても楽な「バッカン用エサ箱立て」